養護学校における一般就労に向けた取り組みの充実について

養護学校における一般就労に向けた取り組みの充実についてお尋ね致します。

養護学校には小学部・中学部・高等部がありますが、働く力を身につけ社会に飛び立つ高等部の充実は極めて重要であります。また、小学部・中学部も重要でこの段階でのより丁寧な取り組みが求められます。知的という障害はありますが、お一人お一人に優れた才能の芽はあると観て、そこを見つけ開いていただきたいのであります。
教職員をはじめ学校一丸となったご奮闘を期待してやみません。
さて、本市養護学校(知的障害)卒業生の進路状況を調べてみますと、毎年、県立養護学校の方が就職率が高いということです。昨年3月の卒業生では本市養護学校高等部の卒業生110名のうち就職が15名で14%、一方、県立養護学校高等部では、卒業生387名のうち就職が136名で35%と、市と県では21%の大きな開きあることに驚きを感じます。こうしたことから如何に県立養護学校が就職について成果を上げているかがわかります。
本市のあるお母さんは、「うちの子は市立天白養護学校の前を通って県立三好養護学校へ行っています。県の方が就職について面倒見が良いから」と言うのであります。こうしたことはよく耳にします。これでは本市の子どもたちにとってもマイナスです。もっと企業等への一般就労ができるような養護学校の充実を図るべきではないでしょうか。
私は今回、他都市の先進校を3校視察してまいりました。そこで得た事を踏まえ5点の提案をさせて頂きます。
1.本市の養護学校では職場開拓の進路指導の教諭は担任を兼務しており、今ひとつ力が入っていません。先進校のように職場開拓だけをおこなう専門の職員を配置して実績を積み上げてはどうでしょうか。
2,生徒を受け入れる企業側の安心が雇用に結びついていることから就職した生徒を3年間は学校が責任を持って対応する仕組みを作ってはどうか。
3,作業実習では窯業・木工・紙工などだけでなくもっと職場社会のニーズにあったカリキュラムの編成を行い流通・サービスなど、商品管理や販売・介護のコース制の導入や一人一人に応じたクラス編成など、思いきった取り組みを検討してはどうでしょうか。
4,本市には全国トップレベルの就労実績のある名古屋市障害者雇用支援センターあります。こことの連携を強化して職場開拓のノウハウを研修し、あと一歩手を尽くせば就職できる生徒の底上げで就職率を高めてはどうでしょうか。
5,当面の目標として県立養護学校を追い抜くことを目指してはどうか。
以上5点と、一般就労に向けた養護学校の充実についてどう考えておられるのか教育長にお尋ね致します。


答弁 養護学校における一般就労に向けた取り組みの充実について
 
現在、市立特別支援学校高等部では、自立と社会参加を目的として、作業活動・校内実習・現場学習などを通して就労に結びつける学習を進めております。
 その結果、18年度卒業生110名の進路状況につきましては、企業等への就労15名、授産所・作業所への就労67名、職業訓練校、専修学校・各種学校、家事従事合わせて28名となっております。その中で、県立特別支援学校と比較しますと、企業等へ就労する生徒が少ないという現状はありますが、授産所・作業所への就労も含めますと、75%の就労率になっております。
 議員から5点にわたってご提案をいただきました。
 1点めの就労支援の専門職員につきましては、来年度、特別支援教育の推進を担う教員を2校に各1名ずつ配置し、就労支援も担当を、2点目の卒業後3年間学校が見守っていくことにつきましては、従来より、進路指導主事や学級担任が家庭や職場に訪問をしております。さらに、卒業後の就労支援を校務分掌に位置づけ、定期的な訪問に取り組めるよう指導を、3点目の就労に結びつける学習につきましては、一人一人の適正に応じたコース制やクラス編成等、新たな学習方法を工夫するよう指導を、4点目の名古屋市障害者雇用支援センターとの連携につきましては、特別支援学校の教員が職場開拓や職業準備訓練のノウハウを学ぶ研修を計画的に進められるよう協力要請を、5点目の県立特別支援学校との関係についてでございますが、一人一人の障害の程度や適正に合わせて、適切な就労ができるよう今まで以上に県と協調して取り組んでまいりたいと考えております。
 このような対策を通して、今後、市立特別支援学校の就労支援の充実に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

更新日 : 2008/03/26  
 
     

 

 

 

 

     
速 報 木 下